私は、マーケティングコンサルタントの片手間に
実家のタクシー会社の管理職をしています。
売上トップのタクシー乗務員に普段の営業活動を
たまに聞くことがあります。
それで分かったのが、売上トップのタクシー乗務員は
ランチェスターの法則の「商品三分に売り七分」を
活用しているということです。
売上トップのタクシー乗務員は
「どこかで客待ちをするのではなく
とにかくぐるぐる動き回ることを徹底してやっているのです。」
普段、私たちがよく街で見かけるタクシーの光景は
ホテルの横や繁華街のタクシー乗り場で長い行列を
作って客待ちをしているものです。
行列に並んで自分の順番が来るのをひたすら待つ方法でも
ある程度はかせげるのですが売上トップの乗務員にはなれません。
タクシー乗務員さんが営業経験を生かして
どの時間にどのルートを行くかも重要ですが
最も重要なのは「とにかく休まずにぐるぐる回る」ことなのです。
「商品三分に売り七分」とは、ランチェスター戦略の武田陽一さんの言葉です。
「どんないい商品でも伝え方や売り方、売れる仕組みがよくないと売れない」
という意味です。
つまり、どんなビジネスにおいても
その商品やサービスを売ることが非常に大切だということです。
商品やサービス本体の重要性は三分しかなく
「売り」が残りの七分ほど重大だという意味です。
ですから、全体の労力の7割程度を営業に注ぐべきだということです。
どんなにすばらしい商品やサービスを扱っていても
それを売る努力である営業にいかに力を入れてやるかが
業種に関係なくビジネス自体がうまくいくかどうかの分かれ道なのです。
私はサラリーマン時代に
飛び込み営業をさんざんやってきました。
頭の中でいろいろと考えるよりも
とにかく歩き回って飛び込んでみることが成果につながる近道なのです。
私は、ぐるぐる動き回っる売上トップのタクシー乗務員に感銘を受けます。
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